2017/11/10 本紙掲載 

第65回学校新聞コンクール

 第65回学校新聞コンクール(南日本新聞社主催、鹿児島県教育委員会後援)の受賞校が決まった。中学校の部の1席は口之島小中の「タモトユリ」、2席は鴨池の「鴨池魂」、3席は宝島小中の「メイメイ」が受賞。高校の部では、1席に鹿児島南の「鹿南タイムズ」、2席に甲南の「甲南高校新聞」、3席に種子島の「種子高新聞」が輝いた。それぞれの喜びの声を紹介する。表彰式は18日午後1時半から鹿児島市の南日本新聞会館である。

中学校の部
1席口之島小中 タモトユリ
2席鴨池中 鴨池魂
3席宝島小中 メイメイ
高校の部
1席鹿児島南高 鹿南タイムズ
2席甲南高 甲南高校新聞
3席種子島高 種子高新聞
審査総評

読み手意識の工夫伝わる

鹿児島県教育委員会義務教育課
假屋一成 指導主事

【中学校の部】 応募された新聞からは、読み手を意識し、どのような記事を選び、どのように伝えるか、工夫している児童生徒の姿が伝わり、大変読み応えがあった。
 1席の口之島小中学校の「タモトユリ」は、学校行事の記事を中心に構成され、児童生徒一人一人の豊かな表情の写真も効果的で、学校生活や地域の様子がよく分かる内容である。特に連載記事は、いろいろな視点から特集を組んでおり、多くの人たちに読んでもらいたいという思いが十分に伝わってきた。
 2席の鴨池中学校2年生による「鴨池魂」は、トップ記事や見出しなど紙面構成に工夫が見られた。特に学校行事や推薦本の紹介、コラム「若鴨日記」は、編集委員の思いがとても込められていた。
 3席の宝島小中学校の「メイメイ」は学校行事などの紹介はもちろんであるが、日記を紹介する「日々の成長」など児童生徒一人一人の思いが伝わってくる新聞である。各所に適切なイラストも配置されるなど、細かい気配りがなされていた。
 他校においても、児童生徒会などを中心に魅力ある新聞作りがなされていると思う。今後とも、先生方の温かい支援のもと学校や地域の素材を生かした楽しく読み応えのある新聞作りを期待したい。

高校生の主張に読み応え

鹿児島県教育委員会高校教育課
内西昭文 指導主事

高校の部】 今年は、活気ある学校行事や地域の話題、高校生の主張を取り上げた紙面を数多く見ることができた。生徒の皆さんが記事作りに奮闘している様子を思い浮かべながら、学校新聞を読んだ。
 1席の「鹿南タイムズ」(鹿児島南高校)は、県総体決勝の熱気が伝わる1面や、大先輩に取材した田辺航空工業の特集、大学入試改革に関する論説など、多様な読者を引き付ける効果的な紙面構成となっている。
 2席の「甲南高校新聞」は、質量ともに充実していて、分析やインタビュー、まとめからなる特集記事「日本にある過重労働」は読み応えがある。また、論説も書き手の主張が明確である。3席の「種子高新聞」(種子島高校)は、学校行事の記事や特集、コラムなどがあり、大変読みやすい紙面構成となっていた。
 学校行事や部活動における活躍を中心に、特集や論説、コラムを加えることで、学校新聞は多様な読者を引き付けるメディアとなる。作成の途中で、記事をうまく書けなかったこともあっただろう。しかし、完成させたことで得るものは多かったように思う。新たな読者を得る機会として、多くの学校がこの「学校新聞コンクール」を活用してほしい